お詫び申し上げます

普段、生活している中で「お詫び申し上げます」という言葉をよく使いますか?

「お詫び申し上げます」という言葉をよく使う場合はマイナスな印象を受けてしまいますが実際はどうなのでしょうか。ビジネスシーンにおいてもパーフェクトに仕事をすることに憧れますが、実際はミスやトラブルを避けて通ることは、ほぼ不可能なことですよね。

そういう時は無礼をはたらいてしまった相手に謝罪するしかありません。そして、謝罪をする時に、またミスをしてしまったら取り返しがつきませんね。

そこで今回は「お詫び申し上げます」の意味と使い方や類語、上司に使う場合の例文についてお伝えします。

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「お詫び申し上げます」の意味と使い方は?

まずは、「お詫び申し上げます」の詳しい意味と正しい使い方について見ていきましょう。

「お詫び申し上げます」は「詫びる」の丁寧語である「お詫びする」に「申し上げる」と丁寧語「ます」を組み合わせた言葉です。

ここで使われる「申し上げる」とは「お詫び申し上げます」や「感謝申し上げます」といったように動詞に付く謙譲表現です。

つまり「言う」の謙譲語として使われているのではありませんので、二重敬語にはあたりません。

そして「詫びる」は「謝ること」ですね。

「お詫び申し上げます」は「お詫び致します」よりもさらに丁寧に謝罪する言葉です。

繰り返し謝罪する時は「重ねてお詫び申し上げます」といった使い方をしますね。

また「お詫び申し上げます」は頭に「心より」や「心から」をつけて使われることが多いです。

「心より」は書き言葉で「心から」は話し言葉で使われます。

「深く」や「伏して」を頭につけることもあるでしょう。

そして「つつしんでお詫び申し上げます」と使うこともありますね。

この場合の「つつしんで」は「かしこまる」といった意味合いの「謹んで」です。

「慎んで」しまうと、行動をひかえてしまいますので、文書で謝罪する時には注意しましょう。

「お詫び申し上げます」の類語と例文は?

次に「お詫び申し上げます」の類語と例文を一緒に見ていきましょう。

「お詫び申し上げます」以外で、謝罪していることをあらわす言葉を3種紹介します。

 
■類語

  • 申し訳ございません
  • お詫びの申し上げようもございません/お詫びの言葉もございません

 
言葉では表せないほどの謝罪の気持ちを表現するフレーズです。
 

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  • 陳謝申し上げます/陳謝致します

 

陳謝」は、ことの成り行きを説明して謝罪することです。

つまり、何の脈絡もなく「陳謝」することはできません。

続いては例文をご紹介しますね。

 

■例文

  1. 大雨により列車が遅延致しましたことを陳謝申し上げます。
  2. 体調不良により先日休ませていただき仕事に遅れがでてしまったことを陳謝致します。

 

このように「陳謝」する時は、経緯を説明しなければいけません。

 

「陳謝」の意味と使い方は?「謝罪」との違いや使い分け方は?

上司や目上の人に使う場合の例文も教えて?

最後に「お詫び申し上げます」という言葉を上司や目上の人に使う場合の例文を見てみましょう!

謝罪する相手は、お客様だけとは限りませんね。

上司や目上の人に対しても「お詫び申し上げます」は問題なく使えます。

では「お詫び申し上げます」を上司に使う場合の例文を5つ紹介します。

 
■例文

  1. 私の不手際でご迷惑をおかけ致しました。深くお詫び申し上げます。
  2. 昨日は大変失礼致しました。重ねてお詫び申し上げます。
  3. ご心配をおかけ致しましたこと、心からお詫び申し上げます。
  4. ご期待にそえない結果となってしまったこと、謹んでお詫び申し上げます。
  5. 誠に申し訳ございません。お詫び申し上げますとともに、すぐに対処致します。

 

「お詫び申し上げます」の例文をご紹介しました。

ネガティブな言葉の印象が強い「お詫び申し上げます」という表現ですが、やっぱりあまり使いたくはないですよね。

でも、もし私生活で使う機会が訪れたら上記の例文を参考にしてみてください。

まとめ

「お詫び申し上げます」の意味と使い方や類語、上司に使う場合の例文についてお伝えしましたが、いかがでしたか。

落ちついて「お詫び申し上げます」を使うことができるようになっていただけたのではないでしょうか。

また、謝罪の時に最も大事なことは、謝罪する気持ちだと思います。

ミスをしてしまった時は、この記事を参考に誠心誠意謝罪しましょう。

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