拝見している男性

みなさんは普段、「拝見する」という言葉をよく使いますか?

そして正しい使い方や意味などをご存知でしょうか?

日本語の敬語には表現や決まりごとがたくさんあり、難しいなと思われる方も多いかもしれません。敬語を意識するあまり不自然な言い方になって、本当の意味が伝わらなかったという苦い経験は、誰しもあるのではないでしょうか。

今回は敬語の中でもよく使われる「拝見する」について、その使い方と意味、そして注意すべき点を詳しく見ていきましょう。

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「拝見する」の意味を教えて?

「拝見する」「見る」の謙譲語で、謹んで見ることを意味します。

ちなみに謙譲語とは、自分がへりくだることで相手を立てる表現です。

そして尊敬語とは、相手を立てることで自分がへりくだる表現です。

どちらも目上の相手を敬う気持ちを示す敬語で、拝見の「拝」そのものも、敬意が表れた漢字です。

ありがたく思って大切にするという意味があり神仏を拝んだり、おじぎをする様子も示していますね。

「拝見する」の類語には「拝観する」「拝覧する」という言い方があります。

尊いものを見るとき、敬意をこめて言う言葉ですね。

また同じ「拝」を使った表現として、「拝聴する「拝読する」は、それぞれ「聞く」「読む」の謙譲語です。

「拝見する」の使い方も教えて?

それでは「拝見する」を具体的にどのように使うのか簡単な例文を交えてご紹介しましょう。

 
■例文

  1. お手紙を拝見しました。ありがとうございます。
  2. 先日送っていただいた資料を拝見しました。検討してご回答します。
  3. 御社のホームページを拝見しました。とても素敵ですね。

 
間違いやすく注意したい表現として「拝見いたします」「拝見させていただきます」があります。

これは二重敬語といって、回りくどい表現になってしまうので重複しないように気をつけましょう。

「拝見」は、そもそも「見る」の謙譲語で自分をへりくだって相手を立てています。

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加えて、「する」まで「いたす」や「させていただく」に変えると、謙譲語を二回重ねてしまうことになるのです。

「拝見します」で十分に相手を尊重した敬語が成り立っているので頭に入れておきましょう。

二重敬語は、一見丁寧で問題ない表現に思えるかもしれませんが、正しい言葉ではありません。

過剰に丁寧であるため、相手は尊重されるというより、むしろ馬鹿にされているのではないか、皮肉ではないかと受け取ってしまう恐れがあります。

「拝見する」の他にも、二重敬語になりがちな言葉は数多くあるので注意が必要ですね。

また、「お手並み拝見」という言葉がありますが、これは、どれほどの腕前か見せてもらおうという意味で、相手を見下した印象を与えてしまいます。

くれぐれも目上の人には使わないようにしましょう。

「拝見します」という言葉を目上の人に使う場合の敬語と例文は?

「拝見する」は謙譲語です。

謙譲語の主語は、自分や身内、社外に対する社内の人などです。

目上の人が主語で「見る」場合、誤って「拝見なさる」「ご拝見になる」といった使い方をしないように気をつけましょう。

目上の人が「見る」ときは、尊敬語の「ご覧になる」や「ご覧ください」で表現します。

具体的には、次のような使い方があります。

 
■例文

  1. 先日お送りしたメールはご覧になりましたか?
  2. 館内をどうぞご自由にご覧ください。
  3. まず、お手元の資料をご覧くださいますよう、お願いいたします。

 
敬語は、相手を尊重することで人と人との関係を心地よくする言葉です。

ですが、誤った使い方や過剰な二重敬語で逆に相手を不快な思いにさせないよう、言葉の使い方を理解して、ビジネスに生かしたいものですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「拝見する」という言葉の正しい使い方と意味、そしてビジネスシーンで目上の方や上司に使う際の注意点などについて詳しくご紹介しました。

上司や目上の人に使う場合は「拝見させていただく」など二重敬語にならないように注意してください。

普段、敬語に慣れていない人は無理に使おうとして変な言葉使いになってしまう場合があるのでそちらも注意しないといけませんね。

特に目上の人に対する敬語は細心の注意が必要となります。

敬語を使う側も使われる側も気持ちの良い会話のやり取りをしたいものですね!

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