恐縮です

みなさんは日々の生活の中で「恐縮です」という言葉を見聞きしますか?

同じ言葉で「恐れ入りますが」という表現方法もありますが、どんな意味合いがあるのでしょうか。

そんな本日は「恐縮です」の意味と正しい使い方、そして敬語や類義語、例文について詳しく解説したいと思います。

スポンサーリンク

「恐縮です」の意味と使い方は?

まず最初に「恐縮です」の意味と正しい使い方について見ていきましょう。

「恐縮です」という言葉は、「恐縮」という名詞に丁寧な語尾「です」をつけたものです。

「恐縮」の「恐」という漢字は形声文字です。

「心」が字の形を、「巩」が音を表しています。

この「巩」という字は、元来「両手で仕事をしている形」を示し、転じて「穴を通す」といった意味があるとされます。

すなわち「恐」は、「心の中が穴のように空虚になった状態」をもともと意味します。

これが転じて「恐れる」、「こわがる」といった意味合いになりました。

また「縮」という漢字も形声文字です。

糸へんが字の形を、「宿」が音を表します。

「宿」には元来「ちぢむ」という意味があり 「縮」「糸の乱れを収める」や、「引き締めること」を指しました。

これらのことから「恐縮」は、文字通りには「恐ろしくて身が縮むこと」を意味します。

または「体が縮みそうなほどに、恐れ入ること」という精神状態を示す言い方でもあります。

現代ではこの後者の使い方が一般的だといえるでしょう。

さらにこの精神状態を示す場合でも、二通りの使い方に分けられるようです。

一つは「相手に何かしてもらったり、迷惑をかけたことについて、悪いとか、すまないと思うさま」を表す言い方です。

二つ目は「人に何かを頼むときの丁寧な言い方」として使われる表現です。

つまり、あいさつなどでの定型的な言い回しとしての用法です。

例えば「恐縮ですが、こちらにサインをお願いします」といった使い方ですね。

そして「恐縮です」という言葉は、これらの使い方をより丁寧に伝えるものです。

相手との人間関係の中で、申し訳なく思う気持ちを伝えるときに使う「クッション」的な役割を果たす言葉だといえます。

「身が縮こまるようです」とはやや大げさですが、相手から厚意を受けた場合などに感謝する気持ちや、相手に迷惑をかけてすまないと思う気持ちを、少しへりくだって表現する用語であるとともに、相手への感謝から派生する気恥ずかしさや照れくささなどを表現するときにも使われる言い方でもあります。

スポンサーリンク

例えば「いい仕事だったよ、さすがは君だね」など褒められた際に「恐縮です」と返答するようなケースです。

「恐縮です」に敬語や丁寧語はある?

辞書の上に人が立つ

次に「恐縮です」という言葉に敬語や丁寧語はあるのか見ていきましょう。

「恐縮です」はこれ自体が敬語表現になっていますが、他にも相手を敬ったり、より丁寧な言い方にする表現もできます。

「恐縮でございます」、「恐縮に存じます」、「恐縮しております」など語尾をより丁寧に換えたり、「大変恐縮です」、「まことに恐縮です」、「恐縮の限りです」、「ただただ恐縮しております」、「恐縮の至りでございます」など、前後に強調する言葉を補うことで、一段と丁寧な印象を与えることができます。

感謝や謝罪を述べる通常の言い方を、よりかしこまった形に換える表現が「恐縮です」でもあります。

例えば「すみませんが、お願いできますか」「恐縮ですが~」とするような用法です。

「恐縮です」の類義語や例文を教えて?

最後に「恐縮です」の類義語や例文をご紹介したいと思います。

「恐縮です」の類義語には次のようなものがあります。

 
◆類義語

  • 恐れ入ります
  • 申し訳ありません
  • すみません
  • 恐懼します
  • 畏れ多く思います
  • ありがたく存じます
  • 身が引き締まります

 

などがありますね。

 
「恐縮です」の例文としては次のようなものが挙げられます。

 
◆例文

  • 本日は、過分なるおもてなしを頂きまして誠に恐縮です。
  • 皆様から受けたご親切と励ましのお言葉に、ただただ恐縮です。
  • 恐縮ですが、この度の出席は遠慮させていただきます。
  • 大変恐縮ですが、もう一度お調べいただけますでしょうか。

 

「恐縮です」の類義語と例文をまとめてご紹介しました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「恐縮です」意味と正しい使い方、そして敬語や類義語、例文について詳しくご紹介しました。

おさらいをすると相手に何かをしてもらった時に、申し訳ない気持ちを言葉で表す際に活用すると良いでしょう。

相手に対して申し訳ない気持ちをクッション的に使いたい場合に「恐縮」と表現すると良いですね。

ビジネスの場でもよく使う表現方法なのでしっかりと頭に入れておきましょう!

スポンサーリンク

関連記事