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普段、仕事をしているときや何気なく生活しているときに「やぶさかでない」という言葉を聞いたことがある人も多いかと思います。

でも、普通に生活をしていて「やぶさかでない」という言葉を連呼する人もなかなかいないと思うので詳しい使い方や意味までを知っている人はそこまで多くないんじゃないかと思います。そんな本日は「やぶさかでない」の意味や使い方、そして例文や類語、さらに由来、語源について調査してみました。

さっそくご紹介したいと思います。

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「やぶさかでない」の意味や使い方は?

まずは、「やぶさかでない」の意味や使い方について見ていきましょう。

もしあなたが上司から「君に協力することは、やぶさかではないよ。」と言われたら、どのように感じますか?

仕方なく認められたように思いますか?それとも、喜んで力になってくれそうですか?

「やぶさかでない」は、誤った意味で使われやすい言葉のひとつです。

正しくはどのような意味なのか、さっそく見ていきましょう。

分かりやすく説明すると「やぶさか」とは、気が進まず、あまりやりたくないという意味です。

漢字で「吝か」と書き、「吝」は「りん」と読む字で、ケチなことを表しています。

「やぶさか(である)」が、ためらう様子を表す否定的な言葉であり、それに対して「~ない」と打ち消す二重否定になっています。

「やぶさかでない」は、ためらいがない、むしろ自ら積極的に行うという意味になるのです。

喜んでする、努力を惜しまない様子を示した遠まわしな肯定表現と言えます。

「やぶさか(やりたくない)」×「でない」=「やりたい、喜んでする。」マイナスとマイナスの掛け算なので、答えはプラスになります。

このため「やぶさかでない」は賛成して快く引き受ける姿勢であり、「本当はやりたくないけれど、やってもいい」「仕方なくやる」ととらえるのは誤りなのです。

「やぶさかでない」の例文や類語は?

「やぶさかでない」の意味がわかったところで、次に、実際どのようにして使うのか例文をご紹介します。

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■例文

  1. あなたの提案した企画に参加することは、やぶさかではありません。
  2. この小説はたいへん素晴らしく、作者の才能を認めるにやぶさかでない
  3. 彼の功績に賞賛の意を表するのは、やぶさかでない

 
一般的にご年配の方が、仕事や政治などかしこまった場で使うことが多い言葉です。

日常会話ではあまり使われず、特に若い人は、初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれませんね。

では「やぶさかでない」と似た意味を持つ言葉には、どのようなものがあるのでしょうか。

 
■類語

  1. むしろ進んでそうする
  2. 喜んでする
  3. 行為を惜しまない

 
いずれも、良いと思って受け入れ、努力や協力を惜しまない、歓迎の姿勢を表した言葉が並びます。

また、「かまわない」「反対しない 」「不満はない」といった、相手の意見に賛成すること、了承してその気になる様子も類語にあたります。

「やぶさかでない」の由来や語源は?

最後に「やぶさかではない」の由来や語源をたどっていきましょう。

「やぶさか」とは元は平安時代の古語で、ケチを表す「やふさし」と、物を惜しむ意味の「やふさがる」からきています。

このふたつの言葉が、鎌倉時代には「やふさか」「やっさか」に変化し、「やっさか」が消えて「やふさか」が濁音化され、「やぶさか」になったと言われています。

今では「やぶさか」のみより、打ち消しの「やぶさかでない」の方が多く使われます。

言葉の歴史が古く、二重に否定した遠まわしな表現であることから、現代ではなじみが少なく誤解を受けやすい側面もあるようです。

回りくどく感じられるかもしれませんが、角が立たないよう自分の意見をやわらかく伝える配慮は、日本語の魅力のひとつでもあります。

まとめ

どうでしたか?

「やぶさかでない」意味や使い方、類語や例文を交えて詳しくご紹介しました。

普段、生活しているときに「やぶさかでない」の言葉の意味を正しく知っていれば、適切なリアクションが出来ると思いますよ。

もし、目上の人から「あなたに協力するのは、やぶさかでない」と言われたときは、「ありがとうございます!」と素直に喜びたいですね。

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