ノートに文字を書いている

みなさん、普段生活している中で「殊勝な心がけ」という言葉を聞いたり使ったりしたことはありますか?

あまり聞きなれない漢字を使っているし、なんて読むかも分からない!と思っている人も意外と多いかもしれませんね。そんな本日は「殊勝な心がけ」の意味や使い方、そして例文や類語などを調査したいと思います。

しっかりと勉強して日々の生活に取り入れてみましょう!

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「殊勝な心がけ」の意味や使い方とは?

まずは、「殊勝な心がけ」の意味と使い方をチェックする前に読み方からおさらいしてみましょう!

【殊】「シュ・こと」と読み【勝】「ショウ・かつ」と読みますね。

【殊勝】の場合は両方とも音読みとなりますので「シュショウ」と読むことになります。

「シュショウな心がけ」ということですね。

意味は?

次は意味についてみていきましょう!

「殊勝な心がけ」とは、言葉や行動がとても優れていて感心してしまう様子や、人の心を打つ立派な覚悟、褒めずにいられない心得のことを言います。

普通と異なり、特別に優れている意味の「殊」と、優れる・まさるという意味の「勝」の組み合わせでできている「殊勝」は、感銘を受けるほどたいへん素晴らしいことを表しています。

使い方と例文

では具体的にどのように使うのか例文を使って見ていきましょう。

■例文

  1. 第一志望の高校に合格するまでは大好きなゲームを我慢するなんて、実に殊勝な心がけだ。
  2. チームが勝つ度に仲間全員に感謝を述べる彼は、キャプテンとして殊勝な心がけをしている。
  3. 毎朝誰よりも早く出勤して事務所を掃除する彼女の、殊勝な心がけを褒めてあげたい。
  4. 一人暮らしの友人は、親に心配をかけまいと常に殊勝な心がけをしている。僕も見習わなければ。

「殊勝な心がけ」の類語や目上の人に使う場合の注意点は?

「殊勝」と似たような意味の言葉として「健気(けなげ)」「しおらしい」「神妙」などがあります。

健気とは、苦しいことに負けないしっかりとした心がけを言い、しおらしいとは、控えめでいじらしく、また品がある様子を表します。

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神妙は、素直でおとなしく、もっともらしい態度を表しています。

他にも「感心」「あっぱれ」「見事」や、あまり聞きなれない言葉ですが「奇特(きとく)」というのも類語ですね。

奇特というと、変わり者のようで良い意味に使われないイメージがあるかもしれませんが、本来は、他と違ってなかなかないほど立派な様子を言います。

「殊勝」の仲間にあたる言葉はいずれも、心に強く印象を与え賞賛されるほどの心構え、優れた姿勢を表しています。

ただし、目上の人に対して「殊勝な心がけ」と言うと失礼にあたるので注意しましょう。目上の人を褒めたり評価したりするのは避けるべきことですが、殊勝もまた例外ではありません。

殊勝と表現するのは、自分より年若い相手・後輩などに対してが一般的です。
会話の前後の状況によっても、意味の伝わり方は違ってくると思いますし、上から目線の発言と誤解を受けないよう、慎重に使うことが必要ですね。

また「殊勝顔」「殊勝気」という言葉もありますが意味としては、事情を理解していることを言葉でなく表情や態度で表す、おとなしく神妙な様子となります。

「殊勝な心がけ」の由来やが気になる!

では次に「殊勝」の言葉の歴史をたどってみましょう。

「殊勝」はもともと仏教用語です。

仏の教えや知恵の特別な素晴らしさを表し、謙虚さの上に成り立つ優れた心がけや行いを意味しています。

さらには、神聖な場そのものや雰囲気も、殊勝と表現されるもののひとつです。

また、数々の有名な文学作品で「殊勝」の言葉を目にすることができますが、古典「徒然草」にも「殊勝」が使われている一節があります。

236段『丹波に出雲といふ所あり』の中の「殊勝の事は御覧じとがめずや。」です。

そこでは、出雲大社に参拝した上人が、神社の前にいる獅子と狛犬が互いに背を向け、本来とは異なる後ろ向きに立っているのを見て、たいへん感心した様子が描かれています。

他の獅子・狛犬の立ち方と違って、本当に珍しく、おごそかで素晴らしいというのです。

このように、「殊勝」は仏教や古典の時代から使われていた、謙虚で立派な心のあり方、並々ならぬ優れた態度を表す言葉です。

まとめ

どうでしたか?

「殊勝な心がけ」という言葉について詳しくご紹介しました。

使い方や意味、例文などをしっかりと踏まえた上で日々の生活で使用するボキャブラリーに加えてみていただけたらと思います。

漢字や言葉の由来、語源などを勉強することでその言葉に対しての思い入れも代わってきますからね。

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