上司から怒られる

みなさん「譴責」という表現方法を知っていますか?

普段、あまり使うことがない漢字で読み方もとても難しそうです。ビジネスの場で使う言葉なのか、手紙や文書などで使う言葉なのか気になりますよね。あまりお目にかからない言葉なのでこの機会に是非、読み方や意味、使い方などを覚えておきましょう。

そんな本日は「譴責」の読み方と意味、そして使い方と類語・例文を詳しく解説したいと思います。

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「譴責」の読み方と意味・使い方は?

まず最初に「譴責」の読み方と意味、使い方について見ていきましょう。

「譴責」という言葉は名詞で、「けんせき」と読みます。

「譴責」の「譴」という漢字は、ごんべんと「遣」という字で成り立っています。

ごんべんは「つつしんで言う」という意味を表します。

また「遣」は会意文字、及び形声文字です。

しんにょうは「立ち止まる足と十字路の形」を示し、「行く」という意味を表します。

字の右側は「両手で束ねた肉を手にする形」を示すとされます。

すなわち「遣」は「肉を保存食として軍隊が遠征に行く」といった意味合いから、「つかわす(行かせる)」を示す字となりました。

転じて、「与える」、「送る」、「追い払う」といった意味も表します。

このことから「譴」は「言葉をもって相手を追い払う」、転じて「責めとがめる」といった意味合いとなります。

また「責」という字は会意文字であり、形声文字です。

「朿」(とげ)と「貝」という字で構成されています。

元来、「とげ」の字は「せめる」との意味を示し、「貝」は「貨幣」を表します。

このため「責」はもともとは「金品をせめ求める」といった意味合いの字だとされます。

そこから、「しかる」、「そしる」、「罪をただす」といった意味に発展したようです。

このように「譴責」「他人をしかり、責めること」「不正や過失などを厳しくとがめること」を表す言葉だといえます。

現代中国語でも「譴責」「他者を糾弾する」という意味があるそうです。

これは、かなり堅い文章語であり、広く一般の会話などではほぼ使うことはないといえるでしょう。

通常は、ビジネスシーンや公的な文書、ニュース報道などで、ある人が行った不祥事や失敗などについての責任を問う場合に用いる言葉です。

とりわけ、職務上の失敗など不適切な行為について、責めとがめる、というニュアンスが強い表現だといえます。

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「譴責処分」の意味は?

懲戒処分された男性

「譴責」という言葉を、恐らく現代社会で最も頻度多く目にする場面は、企業や団体、役所などでの「懲戒処分」ではないでしょうか。

ほとんどの企業や団体では、就業規則などに懲戒処分の規定を設けています。

また公務員の場合も法律でこうした処分の定めがあります。

仕事上で大きなミスをしたり、規則上の義務違反、怠慢などがあって、組織の業務や信用に悪影響を及ぼした場合には、社会人はその組織上でそれなりの責任を負わねばなりません。

これが懲戒処分と呼ばれ、多くの組織では「懲戒免職」、「停職」、「減給」など、責任の重さに応じていくつかの段階に分かれています。

「譴責処分」もこのうちの一つで、一般的には懲戒処分の中では軽い部類に入るとされます。

公務員の場合、現在は「戒告処分」という言葉が一般的なようです。

「譴責」は、言葉の意味上は「過失を強く戒め、厳しく叱る」ということですが、実際の「譴責処分」では、上司が文書や口頭で注意を与えるといったケースが一般的です。

給料が減額されるなどの「出血」があるわけではない点で、第一段階の処分だといえるでしょう。

なお懲戒処分では「厳重注意」など似たような用語もしばしば聞かれます。

多くの企業などでは「厳重注意<訓告<戒告<譴責」の順でやや重みが増す例が一般的なようです。
 

「譴責」の類語と例文は?

最後に「譴責」の類語と例文をまとめてご紹介します。

譴責の類語

「譴責」の類語には、「叱る」、「怒る」、「叱咤」、「叱責」などがあります。

「叱る」は相手の非を指摘し、きびしく注意を与えるという意味です。

腹は立てずに理性的に諭すというニュアンスがあります。

一方「怒る」は、腹を立てて感情的に相手に反発する行動。

「叱咤」は、叱って励ますといったポジティブな意味合いがにじみます。

そして「叱責」は、責任者が下の者の失敗や過ちをきつく非難することです。

譴責の例文

「譴責」の例文としては、次のようなものがあります。

「不注意によるミスを譴責する」、「このほど社内で懲戒委員会が開かれ、彼は管理責任があるとして、譴責処分を言い渡された」などです。

「譴責」の類語と例文を参考に頭に入れておくと良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「譴責」の読み方と意味、そして使い方と類語、例文をご紹介しました。

企業や団体、役所などに所属する人物がミスを犯してしまった場合に「譴責」という表現をよく使いますね。

職務上の失敗や不祥事が起こった場合に相手を責めたり、叱ったりする場合に使う言葉と覚えておきましょう!

読み方や使い方も難しいですが、頭に入れておくと良いですね。

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