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ビジネスの場で「構いません」という言葉をよく見聞きしたり、使ったりすると思います。

「構いません」と似たような言葉で「結構です」という表現方法もありますが意味としての違いがあるのかも気になってしまいますね。

そんな本日は「構いません」の意味と敬語、そして上司や目上の人に使う場合の注意点について詳しく解説したいと思います。

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「構いません」の意味と使い方は?

まず最初に「構いません」の意味と正しい使い方について見ていきましょう。

「構いません」という表現は、「構う」という動詞に、「ます」という丁寧な助動詞の否定形を接続した形の語句です。

「構う」の「構」という漢字は形声文字です。

木へんが字の形を、つくりの部分が音を表しています。

このつくりの部分は、「材木を組み合わせた形」を示すとされます。

つまりは「構」「家をつくること」をもともと意味し、そこから「かまえる」という意味に転じたようです。

「姿勢をととのえ身構える」という意味合いから、「気にする」や「関心を持つ」という精神面の動きを示すようにもなりました。

このように「構う」は、「あることを問題にする」、「気にする」という意味のほか、「相手を世話をしようとして気を使う」や「弱い者を面白半分にからかう」といった用法でも使われます。

最後の事例は例えば「犬を構う」や、「まあまあ。あまり構いなさんな」といった言い方です。 

この「構う」を否定する丁寧な表現が「構いません」ですから、意味としては「(あることについて)差し支えありません」、あるいは「遠慮なくそのことを行っていいですよ」、「私はそのことについて気にしません」といった意思表示を相手に示す言い方だといえます。

そして「構いません」は、自分の行動や気持ちについて述べる言い方でもあります。

自分の都合に従って、相手に許可を与えたり、意向を伝える表現です。

あるいは、相手が自分に対して許可をもらいたいときや、意向を確認するときに「○○してもいいですか」と聞いた場合にも、「構いません」と使うことができます。

例を挙げれば「あなたのご都合のよい時間で構いませんので、おいで下さい」、「費用はいくらかかっても構いませんから、お願いします」などとなります。

ちなみに「お構いなく」「何もお構いいたしませんで」といった言い方もありますが、これらは定型的なあいさつの言葉です。

「構いません」の敬語や類語は?

次に「構いません」の敬語と類語について見ていきましょう。

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「構いません」と意味合いが似る敬語としては「差し支えありません」「結構でございます」などがあります。

ほかに「問題はございません」や、「大丈夫でございますよ」といった言い方もできるでしょうが、これらは一見敬語表現のようではあるものの、内容的にはやや「上から目線」な、不自然な敬語といえます。

このためあまり使用するのは適切ではありません。

状況によっては、「こちらとしてはそれでOKだ」という、自分の意思を表示する言い方ではなく、淡々と「承知いたしました」、「かしこまりました」、「うけたまわりました」などと控えめに答えるのも、相手にいい印象を与える選択肢となります。

やや消極的な肯定の意味合いを含む「構いません」の類語には、次のようなものがあります。

 

◆類語

  • それでもいいです
  • それで結構です
  • まあいいですよ
  • 悪くはないです
  • 別にいいです
  • 吝かではありません
  • 反対はしません
  • 異存はありません
  • 大丈夫です
  • OKです

 

などがあります。

上司や目上の方に「構いません」を使う場合の注意点は?

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最後に上司や目上の方に「構いません」という表現方法を使う場合の注意点について見ていきましょう。

「構いません」は、前述のように「自分の都合」が第一にあり、議題について「自分が大丈夫かどうか」と、相手に許可を与える主体はあくまで自分にある表現だといえます。

このため、目上や立場が上の人に対して使うと、ややぞんざいな、失礼な印象を与える場合があります。

また使い方によっては、「適当に決めてくれ」、「どちらでもいい」と突き放した感覚がにじむ表現でもあります。

こうしたニュアンスがあるため、特に目上の人、上司に対してやビジネスシーンなど公の場所では、できれば前項でご紹介したような、相手を敬う言い方に換えることが適切でしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「構いません」意味と敬語、そして目上の人や上司に使う場合の注意点について詳しくご紹介しました。

「構いません」という表現は一見、敬語のように聞こえますが、ビジネスの場で上司や目上の人に使う場合は少し注意した方がいいですね。

突き放したような言い方になってしまうので、目上の方に誤解を与えてしまう場合もあります。

ですから、その場合は「問題ありません」「結構でございます」「差し支えありません」などと言い換えの言葉を使うようにしましょう。

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