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「ご笑納ください」と書かれた手紙を受け取ったことはありますか?

漢字の様子から、明るいイメージを抱く言葉ですが、実際にはどのように使うのがふさわしい表現なのでしょうか。

普段なかなか使う機会も少ないかもしれない「ご笑納ください」という表現方法。

そんな本日は「ご笑納」の詳しい意味や正しい使い方、そして目上の人に別の言い方で伝える場合について詳しく解説してみたいと思います。

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「ご笑納」の意味と正しい使い方は?

まず最初に「ご笑納」の意味と正しい使い方について見ていきましょう。

念のために「ご笑納」と書いて【ごしょうのう】と読みますが、これに関しては大丈夫ですよね。

「笑」の漢字には、よろこんでわらう意味の他に、相手に対して謙遜を表す語という役割もあります。

「納」は、おさめ入れる、受け入れることを表します。

これらの漢字の組み合わせから「笑納」は、お祝いや贈り物をした時に、「つまらないものですが、どうぞ笑ってお受け取りください」とへりくだる敬語表現です。

謙遜した言い方ではありますが、「笑ってやってください」と冗談を言えるような親しい間柄で使う、カジュアルな表現です。

目上の人やかしこまったビジネスシーンでは、軽薄で失礼に感じられてしまう場合もあります。

また、お供えやお香典など弔事にはふさわしくない表現ですので気をつけましょう。

「ご笑納」の類語と例文を教えて?

次に「ご笑納」の類語をご紹介しますね。
 

◆類語

  1. お納め
  2. お受け
  3. お受け取り

 

いずれも、贈り物をしたり、物品や書類を送ったりする時に使う敬語表現です。

「ご笑味」は贈り物が食べ物の場合に使える言葉です。

また、「受納」「受理」「受領」「収受」「頂く」「収める」なども、物品や書類などを受け取ることを表す、仲間の言葉といえます。

「拝受」は受け取ることをへりくだって言う言葉です。

 

「ご笑納」を使った例文を見ていきましょう。

 

◆例文

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  1. 心ばかりの品をお贈りします。どうぞご笑納ください。
  2. お口に合うと嬉しいです。ご笑納ください。
  3. 弊社の歴史をまとめた写真集が完成しました。何とぞご笑納ください。
  4. 陶芸が趣味の私が作った湯のみです。ご笑納いただければ幸いです。

 

類語の例文も確認しておきましょう。

 
◆例文

  1. 商品券を同封いたしました。どうぞお納めください。
  2. ささやかながら記念品をお贈りします。どうぞお受け取りください。
  3. こちらは家庭菜園で採れた野菜です。ご笑味ください。
  4. 皆様にぴったりの物だと思い、選びました。ご受納くだされば幸いです。
  5. お手紙を拝受しました。ありがとうございます。

 

「ご笑納」を使った例文や類語の例文をご紹介しました。

例文をご紹介することでより一層、「ご笑納」という言葉の意味が理解できたと思います。

普段の生活の中で利用する機会がありましたら是非、参考にしてみてくださいね。

「ご笑納」の別の言い方は?

目上の人へのビジネスレターなど「ご笑納」の表現が適切でない場面では、どのような言い方をすればいいのでしょうか。

品物を受け取ってもらう場合、全般的に使える表現として「お納めください。」「お受け取りください」があります。

また、内容をよく確認した上で受け取ってほしい時には「ご査収ください」と言います。こちらは贈り物ではなく、仕事上の書類や物品に適切な表現といえます。

贈り物が日用品や文房具なら「どうぞお使いください。」「役立てていただけたら幸いです。」と表現することが出来ますね。

食べ物であれば「どうぞお召し上がりください。」などと表現することができます。

わかりやすい言葉で具体的に言い換えるのもひとつの方法ですね。

へりくだった言葉や相手にやんわり伝える言葉など、日常会話とは異なる敬語表現がたくさんあります。

どのような場面や関係性において使うのが適切なのか、よく理解して言葉を使い分けたいですね。

使いこなせる言葉が多いほど、コミュニケーションはより豊かで幅広いものになりますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「ご笑納」の詳しい意味と正しい使い方、そして別の言い方などについて詳しくご紹介しました。

普段、あまり使ったり聞いたりしない言葉なだけに理解を深めるのは難しいかもしれませんが、それでも覚えておいて損はないと思います。

正しい認識で使えるようにしたい言葉ですよね。

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